徒然

わたしの自由を

わたしが10歳の頃持っていた自由を わたしは息子に与えてやれるだろうか あの頃のわたしは本当に自由だった わたしはそれからずっと自由に育った 誰もわたしを妨げたりしなかった いやもしかしたら何かあったのかもしれないが、わたしは何も憶えていない …

満ち欠け

あと1週間ほどで満月。 快晴の1日、今日も月が綺麗だった。 . 昨日の未明に、子どもを今の保育園に入れようというひとつの気持ちのきっかけになった子の、お母さんが亡くなった。 来週少し時間があるから、病院にも、行けるかなどうかなとぼやっと考えてい…

気質についての備忘録

体調不良な子の咳で眠れぬ夜。 咳をする中で『お仕事行っちゃダメ』って寝言言ってた。 この春の緊張感はハンパないようだ。 来週には高尾山が決まったので、親や保育士の緊張感(とワクワクドキドキ感)を子どもたちも感じている。 . ここで『そーかいそー…

oo2 自由を奪う罠に敏感なのである

上司が「命令」という言葉を使ったとき、もうここには居られないと思った。 認可保育園で親が転職しづらいと知ったとき、認可保育園には預けられないと思った。 過渡期にある世の中で、組織はルール頼みでしか「子育て女性の社会復帰」を語れないと知ったと…

進化する子どもの、ひとつ先を

子どもの親であるとともに、周りの子どもたちにとって、周りの大人のひとりでありたいと思った、節分に寄せて。

フロー

繰り返しなにかをはじめたら、邪魔しない。 話しかけない。 手を出さない。 視界から少し外れる。 転んでも、助けが必要かゆっくり三秒。 . 見てないようで見てることも、 聞いてないようで聞いてることも、 大人が手を出せばもっとうまくいくことも、 泣き…

回遊魚、海域移動

もっと子育て楽しみたくて、常勤の仕事から離れることにした。 . 仕事は9時から17時までとはいえ、子を7時半に預けて18時にお迎えに行き、朝も夕も食事の支度と着替えと歯磨きと、こちらのペースに巻き込んで、早めに切り上げてきた仕事で頭を埋めて、うわ…

思うままに生きる

大人になって思うままにいかないことが増えた、と誰かが話していた。そうかーそういうもんかもな、と思って聞いていた。 でもじゃあ子どものころは思うままに生きていたのか?と考えてみると、子どものころは世界も狭くて、時間がたくさんあって、親の最終的…

息子の誕生日に寄せて

自分の母親はすごいと思う 彼女の子どもとして生まれて本当によかったと思う . それでどこがすごいとか思うかというと、それは自分たち子どもに対して彼女が提供してきた時間と労力に対して思うわけで、 つまりあまり使いたくない言葉だけどどれくらい自分…

マングローブが好き

なんだろう、青が好きとかご飯が好きとかカンパリが好きとかそういう理由のない好きって、あるよな。

意味の半径

純粋に文章を書く技術を向上させたくて編集学校や編集講座を受講しているわけではない。 でも、よく聞かれるその理由や楽しさを人に説明するのがはとても難しくて、1分でまとめなければいけない自己紹介みたいに、わかりやすくまとめやすく楽な方法で自分の…

自分で決めたと思うけど

編集学校で、自分史を振り返っている。ここまでの人生を振り返って、50以上の史実(笑)を書き連ねるところから始まるのだけど、気がついたら70近くになっていた。 書き出してみると面白いもので、10年ごとに密度が違う。気持ちや感情や思い出の質も違う。 …

身体と頭と時間と努力

本当に集中する時間が取れなくてここ2週間放置してしまった編集学校の『破』。 頑張った最初のクォーターの創文が、アリスとテレス賞の、アリス賞の二席に。努力の評価、嬉しい。 そしてセカンドクォーターのクロニクルでの疲れの中での講評がまた、次への…

ひまのある大人になる

『こころの科学』という雑誌の今月号に、『「家を壊す」から「家を作る」へ』というコラムがあった。引きこもって家庭内で暴れていた子が、近所の大工のおじさんに手伝いを頼まれることで、稼ぐこと、身体を使うこと、皆で力を合わせること、人の役に立つこ…

ひと月ぶりに

予測はしていたけどそうはならないようにしていたのに結局現実に1カ月以上も放置してしまった。むかしから三日坊主は得意技。 10月は授業に忙殺され、11月はその流れで溜まった案件をぼちぼち処理していた。気が付いたらもう師走の声が聞こえている。 このブ…

いつもとおなじ、の裏には

我が家の食器棚には食器が溢れている。 特に、飲むという行為のための器が多い。コップ、グラス、湯のみ、マグ、お猪口などなど。。大きさも形状も素材も口触りもいろいろ。 お風呂あがりに食器棚を開いて、いつもは強化ガラスを手にとってお湯を飲むのだけ…

しばらく前に描いたけど、やっぱり気になる

走る子 年齢の特徴ってなんだろう

職業病

012【番外編】テレビを家から排除して…その後

そういえば数週間前に、テレビのコンセントを抜いた。保育園で、頭の中が全部トーマスになってるねー、と言われて(どんぐり並べてトーマスごっこをするほどに)、そこにあるテレビを観せないのは面倒なのでとりあえずコンセントを抜いた。それから、親も一…

言葉や数字ではなくて

言葉も数字もとても便利なもので、わたしたちの中身を少し外に出すために必要不可欠な道具だ。 感じていること、考えたこと、ヒトはそれを表出して誰かに理解してもらいたい生き物だから、それに有用なツールを手に入れた。 ただ、それは記号であって、言外…

待ち伏せ、お手つき、先回り

我が家に雲梯がやってきました。たくさんたくさん歩いてほしくて、それが達成されるような生活の環境を設定するようにしているけれど、上半身てなかなか使わないなーと思っていて。 ハイハイとか最高だけど、歩くようになったら這わないし…それにそろそろ、…

『ひとりで生きられる』の先にあるもの

ひとりで生きられる、にはいろいろな定義があるかもしれないけれど、経済的な自立と精神的な自立の両輪があって初めて成立する「状態」なのではないかと思っている。 『ひとりで生活して、経済的に回せる。ひとりで生活して、精神的に安定している。』、そん…

成熟は内発的なものだ

9日間の安曇野での避暑を終えたら、緑のカーテンの元気がなくなってしまった。誰に託すでもなく置いておかれたのだから仕方ない。しかしそれでもまだ結実させる力は残っていて、いくつかの実が高いところに下がっていたので収穫した。 緑色の固い実から、鮮…

知らないことは増えていく

先日、生理学会が主催する若手研究者のための生理学セミナーに出席した。 わたしが初めて生理学という学問を教室で学んだのは、25歳になる年の春だ。理学療法士になるために入学した大学で、生理学とはなんぞやーと思いながら椅子に座っていた。生理学は面白…

卒門

科学道100冊 という、面白い科学系の本を集めたサイトを半年ほど前に知って、企画をしている会社に興味を持ち、同じ会社の編集学校で『守』という4ヶ月間の編集稽古を受けた。 言葉の力を使って世界を切り取る毎日だった。 文章を書くのも読むのも昔からとて…

きのこの森だった

9日目

旅行、おわり。

8日目

わたしが肝細胞だとしたら、こどもは幹細胞だと思った。 何にでもなれるしどこにでも行ける。 ただ幹細胞はそこで孤独に放っておいても分化していけないから、周りと相互作用が起きるように促したい。 何を見るか何をするかを規定するのではなく、自ら見て自…

6日目・7日目

洗車機の中にいるような雨に出会って、でも、5分走らせたらそこは地面も濡れていなかった。ここは山だ、と思った。雲は、気温差のあるところで生まれる。 雨や雲や風は、平穏の中には現れない。特攻を神風と呼んだのも、その場の空気を乱すための作戦だった…