012の成長と発達
棒にぶら下がる運動は何から始まるのだろうか。 [wpvideo 2T5HyVmw ] 棒に掴まり、ぶら下がって、10まで数える。そのまえに、まず、自分と棒までの距離を目測する。この動画のように身体が揺れていると、目測もなかなか難しい。 揺れの大きさと変化する目測…
そういえば数週間前に、テレビのコンセントを抜いた。保育園で、頭の中が全部トーマスになってるねー、と言われて(どんぐり並べてトーマスごっこをするほどに)、そこにあるテレビを観せないのは面倒なのでとりあえずコンセントを抜いた。それから、親も一…
いろいろな分野の専門家がいて、いろんなことを言っている。 一つ身体の専門を持つ者として、わたしもいろいろ『いいたいこと』がある。 でもどんなに単純な一言でも、発する側と受け取る側には少し差異が生まれるし、もちろんそれは受け取る人によっても変…
運動、と言うと、身体を動かすイメージなのではないかと思うのですが、口の動きも運動のひとつです。人間の顔には多くの筋肉があって、筋肉の動きで口をもぐもぐして咀嚼します。そして飲み込みます(飲み込みも筋肉)。発語のときも筋肉を使っています。そ…
0歳 1歳 2歳 この三年間は、楽しい。 この世に産み出されて、最初の1000日。 この世の光や色や音や振動や、さまざまな周波数が、子どもたちを取り巻く。 内から湧き上がる泉と、外から届く波が、止まることなく彼らを成長させていく。 できればそんな…
歩き始めるまで、いつ歩くかな、人と比べて遅いかな早いかな、気になりますね。そこまでの発達が劇的だからこそ、なんとなくゴールを求めて『歩き始めたら安心』みたいな気持ちが出てくるのかもしれません。歩き始めも単なる通過点です。歩き始めてからも、…
首もぐらぐらして動けなかった新生児から、立つようになるまで、大人の時間のものさしで考えるとあっという間です。仰向けひとつだった世界ものびのびと広がって、かかる重力に少しずつ対抗できるようになって、ころころ転びながら歩くことを学んでいきます…
せっかく座れるようになっても、身体にちょうどいい椅子がないとしっかり地に足が着きません。 「座っていられない子どもが増えてる」などと言われているけれど、それって子どものせいなのかな―。 椅子生活が多い文化になって数十年、輸入された日本人のサイ…
『想像する力』という本に、こんなことが書いてありました。 『ヒトは、四本の足から二本の手を得たのではなく、四本の手から二本の足を得たのだ』 四足動物からの進化をわたしたちはイメージしがちですが、類人猿と比較してみると、彼らは四本の足ではなく…
座る、の定義って難しいんです。だってずいぶん早くから「無理矢理座らせる」ことができるから。 でも、発達や身体の動きのことを考えると、いくつかの段階に分けることができて、基本的には『一人で座って転ばない』が完成形。 ものの本(やネット)には、…
うつぶせ、三ヶ月半、四ヶ月半、五ヶ月半でこんなにちがう。 感じますか?世界の広がり。 [wpvideo gvkkBuNU] [wpvideo TU4pJMdu] [wpvideo gXTrxfhs] うつぶせは否定的に捉えられることが多いけれど、生後1カ月くらいから、少しずつこの姿勢をとることで、…
わたしの専門分野は身体の構造や運動するしくみなので、いつも身体の不思議について考えています。そもそもこの職業に就いたのも、骨が折れても脱臼してもはたまた筋肉がちぎれても(肉離れ)、そのうち治る(いや本当は元には戻らないのだけど)身体って不…
子どもがしっかり立てる『足』について考えています。 そもそも足の構造っていうのはとっても不安定にできていて、すごーく簡略化するとこんな感じ。・・・って、工作してみました。注目したのは距骨(キョコツ、talus)。 キョコツがボール、缶が足、箱が下…
<動画の権利はすべて管理者に帰属しており、いかなる転載・複製・一部利用も認めません> ということを一応お断りして。 頭の中にあった「やりたいこと」をひとつひとつ具現化したいので、こんな動画を並べてみました。 下の三つの動画、生後しばらくして1…