8日目

わたしが肝細胞だとしたら、こどもは幹細胞だと思った。

何にでもなれるしどこにでも行ける。

ただ幹細胞はそこで孤独に放っておいても分化していけないから、周りと相互作用が起きるように促したい。

何を見るか何をするかを規定するのではなく、自ら見て自ら何をするか決めて育つのがいい。

大雨で特急電車が3時間以上停まって、南木曽という山の中の駅周りを散歩しながら、そんなことを考えた。