012【番外編】テレビを家から排除して…その後

そういえば数週間前に、テレビのコンセントを抜いた。保育園で、頭の中が全部トーマスになってるねー、と言われて(どんぐり並べてトーマスごっこをするほどに)、そこにあるテレビを観せないのは面倒なのでとりあえずコンセントを抜いた。それから、親も一度も観ていない。

その間も子は成長しているので因果関係はないのかもしれないが、子が家にある絵本やアイウエオ表の動物を、あっという間に把握した。さしづめひとつの支流を堰き止められた川で本流が増水するように、興味と知識の勢いが生まれた気がする。

テレビがないと料理などの家事のあいだどうやって過ごすんだろう?と不安だったのも杞憂に終わって、勝手に『きしゃのゆ』という絵本を諳んじてたり、プラレールを組み立てたり、飽きたら家事を見に来たり、なんのことなく呑気に時間が過ぎている。

『絵本読んで』の回数は増えたけれど、こちらもテレビがないので目が暇だから、読もう読もうということになる。

動画がCPUを喰うのは、コンピュータだけじゃなさそうだ。メモリも然り。

やめてよかった。

しばらく祖母や親戚の家での楽しみ程度にしておこうと思う。