012 こんな運動してみよう〈ぐるりんぱ 〜最初の一歩のころ〉

首もぐらぐらして動けなかった新生児から、立つようになるまで、大人の時間のものさしで考えるとあっという間です。

仰向けひとつだった世界ものびのびと広がって、かかる重力に少しずつ対抗できるようになって、ころころ転びながら歩くことを学んでいきます。

3歳くらいまでに、歩きのときの筋肉の活動が洗練されていきます。別の言い方をすれば、3歳くらいまでは、歩くという動作はまだまだ未完成です。必要のない筋肉もたくさん活動しているんです。

経験を積み重ねていく中で、どの筋肉がいつ活動すればスムースに歩けるのか、外から学ぶのではなく内のトライアンドエラーで学習します。それができるだけの『二足歩行の欲求』あるいは『遺伝子』みたいなものがあるんでしょう。

歩きが完成していく過程で、転びかたも学んでいきます。放っておけばたくさん転びます。いいことです。転んだ回数が、安全に転べるようになるか、決めると言ってもいいように思います。

歩き始めの頃、こんな運動、してみましょう。
転ぶときの身体の回転や、付いて欲しい手の動き、いろんな要素がくるりんぱに含まれています。
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最初は、膝の上で仰向けで、逆さまに近づくところから徐々に。楽しさの共有をいちばんにしてくださいね。