012 ひとつの動作を比べてみよう<ひきおこし>

『想像する力』という本に、こんなことが書いてありました。

『ヒトは、四本の足から二本の手を得たのではなく、四本の手から二本の足を得たのだ』

四足動物からの進化をわたしたちはイメージしがちですが、類人猿と比較してみると、彼らは四本の足ではなく四肢をすべて手として使っているそうです。確かにそんな気がします。

じゃあまずは、手を使ってみよう、と思います。本当は全部手だった、と思うと、手をどう使うかがとっても基本的で大切な要素だなってことに繋がってくると思うんです。

自分の二つの手をにぎにぎしたり。手を口に持っていったり。おもちゃをにぎったり。そういう手先の運動。子どもは興味を持って自分の手の感覚を確かめますよね。

それから、おとなと一緒にやる、手を使って身体を支える、もっとダイナミックな手~腕~肩の運動。おとなの親指を掴ませて、ゆっくりひきあげると、ぐーっと自分で力を込めて手を握って、腕や肩や首に力をいれてみよう!と思うみたい。

動画は、生後三ヶ月半と、六ヶ月半。比べてみると、握る力も、身体の力も、ぐーっと力強くなってくる。

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わー!自分の力で支えてる!そんな顔をします。かわいい。

おとなが引っ張り上げるんじゃなくて、おとなとこどもとふたりで協力する。そんな力のやり取りも、楽しいです。

<動画はほかで使わないでくださいね>